修理

【交換修理】太陽光発電パワコンが故障した際の費用目安と対応方法をご紹介

太陽光発電システムには必要不可欠な機器のパワーコンディショナー(パワコン)。
普段さほど気にもしないパワコンですが、交換時期、パワコンの寿命、故障するとどうなるのか、故障した際の費用や修理、修理業者ついて解説していきます。

パワコンとはそもそも何?役割と寿命を解説

電圧変更

まず、パワコンとはそもそも何なのか?どういった役割を担っているのか?どのくらいの期間で壊れてしまうものなのか?
といった部分を解説していきます。

パワコンの役割

パワコンは、主に以下の2つの重要な役割を担ってます。

電圧を変更する

太陽光発電では、直流電圧で流れているため、家庭用の電力としてはそのまま使用できません。
パワコンによって、家庭でも使用できる交流電圧へ変換して初めて電力を使用できるようになります。

太陽光発電の効果を最大化させる

パワコンは、蓄電池の充電量や太陽光の発電量の制御を行う機能があります。

蓄電池は過充電すると発熱・発火の恐れがあるため、充電制御は必要不可欠です。

また、発電された電力を売電として送電するために周波数の同調・電圧の調整・消費電力と余剰分の分配を行います。

パワコンの寿命

パワコンの寿命

交換時期を寿命と換算すると、パワコンの寿命は家電製品とあまり変わらず、10年〜15年といわれています。

製品により多少の誤差が生じることはあります。

一方ソーラーパネルの法定耐用年数は17年ですが、実際には20年〜30年使用可能といわれています。

そのため、ソーラーパネルの耐用年を考えると、必ず一度はパワコンの交換が必要になってきます。

パワコン交換費用はどのくらいかかる?

パワコンの交換費用は、工事費用+本体価格を合わせて22.4万円が目安といわれています。

それぞれ内訳を解説します。

パワコン交換にかかる工事費用について

パワコンの工事費の平均は10万〜15万円です。

設置場所次第では、作業が難しくなり平均価格より高くなったり、パワコンが故障していたりするとそれもまた費用が高くなる原因となります。

工事費を安く済ませたい場合、合同会社VOLTECHは業界最安級で交換工事を承っておりますのでお気軽にご相談下さい。

現地調査、お見積もり無料です。

お問い合わせ | 茨城県の太陽光発電関連事業|合同会社VOLTECH

パワコン本体価格について

パワコン本体の価格は、容量やメーカーにより異なりますが、およそ7万円〜25万円くらいとなります。

保証期間を確認しよう

保証期間

パワコンを導入したメーカーの保証期間がどうなっているのかを確認しましょう。
期間内であれば無料でパワコンの交換・修理が可能です。
一般的にパネルの出力保証が25年間、システム保証が15年間が一般的です。
パワコンはシステム保証の範囲内なので15年間の保証がついていることが一般的です。
保証期間内に故障や不具合が見つかれば、保証によって無償でパワコンの交換・修理をすることができるので、定期的にパワコンの点検を行いましょう。

パワコン交換のメリット・デメリットは?

パワコンのメリットとデメリットを詳しく解説します。

パワコン交換のメリット

パワコン交換のメリットは以下の3つになります。
・安く済む
・効率アップ
・保証を新たに受けられる

一つづつ解説します。

安く済む

設置からそれほど経過していないパワコンなら修理で十分なこともあります。

ですが、修理を何度も繰り返すと費用がかさみます。

それであればメーカー保証期間内にパワコン本体を交換した方が、交換費用も無償ですみ、修理を繰り返すよりもお得になります。

効率アップ

最新タイプのパワコンは性能がアップしており、電力の変換能力が良くなり経済効果も良くなります。

保証を新たに受けられる

パワコンを新品に交換すれば、メーカーの保証をおよそ10年〜15年新たに受けられます。

パワコン交換のデメリット

メーカーの保証期間が過ぎてしまっていると交換費用がかかってしまいます。

古いパワコンだと、すでにメーカーが無くなってしまっていたり、パワコンを新たなメーカーに変えるとなると周辺機器との互換性が失われるので、周辺機器も新しくする必要があります。

そうなると結果的に交換費用は高額になってしまいます。

パワコン交換を自分で出来る?

DIY

パワコン本体を自分で購入して交換自体を自分ですることは可能なのか?

結論、人によっては可能ですが、おすすめはできません。

理由は、以下の2つです。

1.第二種電気工事士の資格が必要

50kW未満の太陽光発電は一般用電気工作物に該当するので、パワコン交換には第二種電気工事士の資格が必要です。

この資格を持たずにパワコン交換をすると電気工事士法に抵触して罰則の対象です。

2.メーカー保証がつかなくなる

自分でパワコン交換するとメーカーの保証がつかなくなります。

これは、大きなデメリットになります。

メーカー保証の条件として「施工資格(施工ID)をもった人が施工をする必要がある」という取り決めがあるので、自分での交換はおすすめできません。

パワコン故障について

パワコン故障について以下3つを詳しく解説します。
・故障に気づくタイミング
・経年劣化での故障
・故障を放置するとどうなる?

故障に気づくタイミング

パワコン故障=寿命ということになります。
寿命が近づくと以下の3つの症状が現れます。

・以前より発電量が明らかに減った
・エラーコードが表示される
・パワコン自体表示がされない

このような状態になると、修理が必要か寿命が近い場合があるのでメーカーに相談しましょう。

設置から15年以上たっている場合は、高確率で寿命です。

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経年劣化での故障

パワコンには、法定耐用年数が17年あります。

ただし、パワコンの設置環境や利用の仕方で大きく前後するので、メーカー保証の15年間に一つの故障もないということはほとんどありません。

設置から10年以上経つと故障のリスクは高くなります。

故障を放置するとどうなる?

故障を放置することは非常に危険です。
主に、以下の3つのリスクがあります。

・本体が熱を持ち、発火の可能性がある
・自家消費できる電力が低下して電気代削減の効果が低くなる
・売電する電力が低下して売電収入が減る

まとめ

パワコンの交換について寿命、費用、メリット・デメリットなどを解説してきました。

適切な時期に交換、修理することによって無駄なく発電効率を高め経済効果も高まります。交換修理を検討されていらっしゃる方はこちらからお問い合わせ下さい。

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